朝の公園

2002年01月10日

イオpさんを6時半に無理やり起こして、朝食も取らずに出掛ける。今日から、学校が始まる前に公園で遊ぼうと思うのだ。早く行きたいのに、イオpさんの支度に手間取って7時半過ぎに家を出る。8時過ぎにプロンポン駅に着いて、あまり時間が無いけれど、せっかくお砂場用のバケツセットも買ったし、少しでも遊ぼうと公園に出掛ける。さすがに砂場に子供の姿は、無い。イオpさんとノンビリ過ごす。途中、公園のスピーカーから流れていたラジオで国歌が流れると、広い公園内の人々が皆、直立不動になって、なかなか壮観な不思議な眺めだった。まるで世界の時間が止まってしまったような。

8時半を過ぎて、「まだ遊ぶ~」と言うイオpさんを説得して、定食屋に朝ご飯を食べに行く。カリフラワーなどの野菜炒めと目玉焼きを乗せたご飯。とても美味しくて満足だった。そのまま学校へ行く途中で、習いたてのタイ語を使ってアイスティーを買う。コンデンスミルクとエバミルクが入った東南アジア特有のものだ。「砂糖を入れないで」と言えずに、よりいっそう甘くされる。

一日、イオpさんの相手をしながら、途切れ途切れにマッサージの練習をする。イオpさんは、今日も先生の奥さん相手にマッサージをする。マッサージを始める前にちゃんとワイをするので、皆、大喜びだ。イオpさんは、本当によく観察しているなあと感心する。授業終了後、Tさんがワチャン先生に足裏を診断してもらうと言うので、見学することにする。どんなことをするのだろうかと思っていたら、足裏マッサージだった。簡単に問診をして、じっくり足のポイントを押してチェックして、その診断に従ったマッサージをするというものだ。タイマッサージにおけるフットマッサージの位置や、ハーブ療法のことなどを、色々と質問した。Tさんは、心臓のことなどを注意されていた。他は特に問題はないようだったが、毎日の軽い運動や、病院での健康診断の勧めなど、あまりに平凡なアドヴァイスなので、ちょっと拍子抜けした。そういうもの?なんか、整体とか行くと「えー、そうだったんだ、私の体って。」とか「そんな風に気をつけるのか。」とか意外な事を知ることが出来るので、それをついワチャン先生にも期待してしまうのだ。私が未熟で、先生の意図するべきことを見抜けずに居るのだろう。Tさんは、きちんとそのアドヴァイスを受け留めていた。

治療が終わっても、先生の奥さんとラダ先生と共に出掛けてしまったイオpさんは戻ってこない。暫く待っていると、大荷物を抱えた3人が戻ってきた。カーフールへ買い物に行った模様。イオpさんは、ラダ先生に洋服を6枚も買ってもらっている。ラダ先生は「安いから」と私がその金額を払いたがっても、受け取ろうとしない。奥さんは、いおpさんがバイクタクシーを嫌がったことを、大声で面白おかしく皆に話している。スーパーへ行くのにバイクタクシーに乗ろうとしたら、イオpさんが「危ない、危ない。乗っちゃ駄目。」と嫌がって、結局タクシーで行ったそうだ。藤垣先生に、「まだバイクタクシーに乗ったこと、無かったですか。」と言われて「一人ではありますが、さすがに子供を連れては・・・」と答えると、「え、そうかな」的な反応をされて、逆に私が驚く。藤垣先生、半分タイ人化していますよ。それとも結局、私は日本人、と思うべきなのか。

買ってきた惣菜に野菜炒めを加えて、皆で食事。Tさんは、ホテル暮らしなので、家庭の味に感激していた。鶏肉の美味しさに驚いて居る様子を見て、タイにいて鶏肉を避けて通れていたたなんて、今まで何を食べていたのだろうと不思議に思う私。

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Posted by shoko at 2002年01月10日 22:35