マッサージ上手

2002年01月09日

イオpさんと一緒に朝6時過ぎに起床。あれほど真っ赤で痛々しかったイオpさんのオマタが、かなりすっきりと綺麗になっている。アーセニカムがヒットしたのかしら。寝起きの機嫌も良い。あ~、ありがとう。ホメオパシー!

久しぶりに家で朝ご飯を食べる。いつものご飯と野菜炒めだけれど、とても美味しく感じる。イオpさんもたくさん食べてくれた。これは、私が知らなかっただけなのかもしれないけれど、試しに米を炒って炊いてみたら、ふわふわに炊けてとても美味しい。玄米だけれどごわごわしていないので、イオpさんも食べやすいみたいだ。これからは、これで炊こう!と大喜びの私。

人参ジュースを買って、学校へ行く。今日もまた、新しい手技を習う。それでもまだ全体の半分も行かない感じ。上級コースは、本当に長い!教則本の図解だけでも179もあるのだ。それに図解されていない手技を加えるといったい幾つの手技があるのだろうか。はあ~、遠い道のりだ。先生は、いつも「チャー、チャー」(ゆっくり、ゆっくり)と言っている。静かに息を吐きながら、ゆったりとマッサージをしていると、なんだか頭が真っ白になってしまって、「あれ?今どこをやっているんだっけ?」とボケボケの私。もっと集中しなくては。自分が何をしているのか、今している事が何の為なのかを意識していなくてはいけないと思う。漫然とマッサージする人には、なりたくないので。

お昼ご飯は、なんとお雑煮だ。藤垣先生が、去年の餅つきでついた御餅を使って作ってくれた。美味しかったけれど、イオpさんがぐずってしまって、私はほとんど食べられず。ラダ先生が冷房でやられてしまって(タイ人でも、やはり冷房は良くないのだ!)、病欠のため、午前中にイオpさんの相手をしてくれる人がおらず、教室で一緒に過ごしたのは良いけれど、イオpさん的にはとても気を使っていたみたい。私も練習に必死で、イオpさんの相手をロクにしなかったので、そのストレスも溜まっていたのだろう。途中で、シッターのお姉さんに連れられて行ったけれど、なんだか嫌だったみたいで、連れ去られるときは久しぶりに大泣きしていた。申し訳ないが、私も必死だ。

居なくなってホッとしたのも束の間、すぐに先生の奥さんと手を繋いで、タイ語で数字を数えながら上がってきた。今日もイオpさんが、奥さんにマッサージをせっせとしている。私の教則本を「これは、いおちゃんのよ。」と奪って行って「おぴーしゃんもお勉強。」と足を上げたり、手を揉んだりと、せっせと技を掛けている。先生が、私に本を貸してくれた。トホホ。暫くすると、今度は自分がマットの上に寝て、奥さんに「マッサージして。」と言う。奥さんがイオpさんをバスタオルで包んで、マッサージ。見ているだけで気持ちが良さそうだ。イオpさんも「気持ち良い。」と言っている。先生が「痛い?」と聞くと「痛くない。気持ち良い~。」とご満悦のイオpさん。

暫くはそんな具合で良かったけれど、先生の奥さんも、生徒に教えだして(そんな時のタイ人は、本当に勝手な感じだ。)、イオpさんはまたも誰にも相手にしてもらえず。お昼ご飯時には、眠さとストレスでキーキーになっていた。当然だ。おっぱいですぐに寝てしまう。イオpさんを抱いて寝かせながら生徒のTさんとUさんとでおしゃべり。

Tさんは、野口整体の整体師なので、興味深い話をたくさん聞くとが出来る。5人のお子さんがいて、うち2人が不登校だそうだ。家でホームスクーリングをしているらしく、ホームスクールに興味のある私は、そのこともあれこれ聞いてみる。Tさんは、20年整体の世界にいて、ここ5年は、プロセスワークを学んでいるそうだ。ユングの心理思想をベースにした演劇的な深層心理(エネルギー)開放のワークだ。話を聞いていると、とても興味深い。なんというか帯津先生が、ホメオパシーのことを「場の医療」と言っていたけれど、このプロセスワークも、話を聞くにまさに「場の医療」と言う風に聞こえる。その場にある見えないネガティブなエネルギーを、ワークで表面化させて各自に自覚化させることで、成仏させると言うような。その場に居るすべての人を巻き込んだワークだ。面白いが大変そうだと言う印象を受ける。Tさんも、とても厳しい状態になることもあるし、本人も辛くなるようなこともあるといっていた。ホメオパシーのようにレメディによる自身の変化を「待っている」のが辛い人には、こういった自分が積極的に自分に働きかけるワークが良いのかもしれない、と思う。

お昼休みの間中寝ていて、午後の授業と共に起き出すイオpさん。先生の奥さんが持ってきたロールケーキを「パンケーキ、美味しいね」「パンケーキ、もっと食べた~い」とねだる。お昼ご飯を食べていないので、お腹がすいているのだろう。暫くしてやって来た顔色の悪いラダ先生が、イオpさんを食事に連れて行ってくれた。午後の授業は、穏やかに過ぎていった。私自身は、ストレッチ技が上手く出来ずに、一人で悪戦苦闘って言う感じだったけれど。とほほ。初級を受けているTさんも、終わった時にはグッタリと言う感じだった。初級のマッサージは、整体の技とほとんどリンクしているのらしい。全部を整体的にきっちりやると、効き過ぎる位の治療なのだそうだ。「だからきっちりとやらずに、さらっと流したほうが、効果的なのかもしれませんね。」と言う。お昼の話も含めて、それぞれ方法は違っても、目指すところは「その人の本来、あるべき姿にある」様にという事なのだなあ、としみじみする。

久しぶりに早い帰宅。藤垣先生が、ラダ先生を病院に送っていくついでに私達も家まで送ってくれたのだ。ありがたい。家の近所で、買い物。早い時間なので、小さい子供も多く、なんだか楽しい。気がつくとイオpさんは、子連れのおばちゃんに梨を貰って食べていた。ありがとう。買ってきたおかずと、野菜炒めで夕食を取る。食後もゆったりと時間を取れて、良かった。余裕を持って8時前に就寝。いつもこうでありたいものだ。

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Posted by shoko at 2002年01月09日 22:34