サムンプライ

2002年01月21日

時間が飛んでいってしまうようだ。今日からとうとう、サムンプライ(タイ・ハーブ)を学ぶ。とは言っても一週間で学べるものは、ほんのさわりだけだ。本来、サムンプライは、3年生の全日大学でみっちり勉強しなくては、学べない。それでも学びきれないほどだと思う。専門的なタイ方医学の医師になるには、その大学を出て、試験に合格しなくてはならにのだが。それがめちゃめちゃ難しくて、毎年1000人受験して、合格者は70名ほどだと言う。合格率7%だ。しかも受験資格は、7回までで、それ以降は、また3年学校に行き直さなくてはならないらしい。とうてい外国人に手を出せるもので無いし、だいたい外国人には受験資格は無いだろう。

タイは、日本に比べると植物の種類が異常に多くて、しかもそれを日常的に食している。自生するものも多く、だから働かなくても山に住めば生きていかれるのだ。凍死の心配も無いし。バナナなんか芽が出てから実がなるまで、たった7ヶ月しか掛からないらしい。しかも自生している。米も年2回取れるのだ。だから、とても安い。「米粒一つ残さずに、大切に食べる」と言う文化をもつ日本とは、本当に大きく違う。タイは豊かな国なのだ。米一粒を大切にしなくても、食べるものは自然にいくらでもあるのだ。世界観の違いを感じるなあ。

今日一日、タイ・ハーブについて説明を受けて「これを知って、どうしたら良いのだろうか」と思った。どれも日本には、無い植物ばかりなのだ。でも考えてみれば、日本では欧米のハーブは、結構メジャーに扱われている。外国の精油も多くあるし。全然なじみの無いハーブでも、高価でも、需要はあるのだ。だったらもっと近い土地にあるタイやインドのハーブが浸透しても良い気もする。タイハーブのマッサージ玉は、本当に良い香りだし、第一、とても気持ちが良いのだ。ハーブ・マッサージが東京で受けられたら、良いだろうなあと思う。もちろん、高価だと嫌だけど。 もうずいぶん年数が経っていると思うけれど、アーユルヴェーダは、なぜ日本でメジャーにならないのだろうか。難しすぎるのか。

私が授業を受けている間に、イオpさんもサムンプライを体験していたらしく、授業が終わってイオpさんに会いに行くと、全身+顔も黄色くなっている。イオpさんが痒がっていた様子で、行水後にウコンの一種の汁を塗ってくれたらしい。ますます怪しいタイの子供、いおぴー。

学校帰りに本屋によってタイハーブの図鑑を見るが、英語版は1500Bもして、びびる。しかもVol.1とか書いてあるのだ。一体、難関まであるのだろうか。ちなみにタイ語版は、350B位だった。う~む。エカマイでマッサージを受けようと思ってバスに乗ったけれど、イオpさんが寝てしまったので諦めてON NUT駅まで乗っていく。

なんだか猛烈にケンタに寄りたくなって、イオpさんが寝ているの良いことに寄ってしまう。が、椅子に座ったら、起きた。上手い具合に、店内に子供の遊び場があったので、イオpさんをそこで遊ばせて、私は食べた。イオpさんは、ドーム型の遊具に大喜び。子供が数人遊んでいたのも嬉しかった様子で夢中で遊んでいる。時々、かーちゃんの所へ戻ってきては、フレンチフライを一本持って、また遊びに行く。こんなに行儀が悪く、野放しで、しかもジャンクフードを食べていて、まったく何をしているのか>私。これじゃ、自然育児友の会を破門て感じだよ。でも、なんだかその時間が幸せだったのも真実だ。何が良かったんだろうか。う~ん、とにかくイオpさんが幸せそうだったのだ。見ると、他の子も時々、親のところへ舞い戻っては、芋や鶏肉を食べて、また遊びに戻っている。めちゃめちゃ行儀が悪いけど、なんだか幸せそうだ。

LOTUSで買い物後、遅くなったのでフードコートで米麺を食べて帰る。何が悪かったのか、帰宅後、服を脱ぐと背中や腕、足も発疹が出ている。顔が良くなって手足に出ているのは、ホメオパシーが効いているという事なのだろうか。とても痒いみたい。今朝は、収まっていたのになー。痒がって、目を覚ますイオpさんの背中をトントンしながら、凄く惨めな気持ちになる私。

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Posted by shoko at 2002年01月21日 22:46