動物園

2002年01月04日

6時前に起きることが出来た。が、だらだらと過ごしてしまい、あまり早起きの意味が無い。私が起きる少し前に、おっぱいでまた寝てしまったイオpさんは、8時近くになってやっと目を覚ました。今日は、どこか別の公園へ行くつもりだ。動物園も考えたけれど、DACOという日本人向けのフリーペーパーに乗っていた、尼寺へ行こうと思う。タイの瀬戸内寂聴さん的存在の尼僧が居るところらしい。なんでも富豪だった人が出家して、その財産で尼寺を起こして、そこを公開しているようだ。緑の多い寺のようで、精進料理やマッサージも受けられるというのが、とても魅力的。近くにジャスコもあるようなので帰りに買い物をして帰ってきても良いし。とても遠そうなのだけれど、地図を見るとバスで行かれそうだ。

とりあえずエカマイまでバスで行く。乗り換えようと、エカマイ内のバス停まで行くが、乗る予定のバス番号がバス停に書いていない。暫く待ってみるが、来るのは72番ばかりで154番は、全然来ない。時々23番が来る。30分以上待っても72ばかり来るので、とりあえずそれに乗ることにする。エカマイの奥で降りるつもりだったけれど、立体交差で曲がってしまって、降りる機会を逸してしまった。あらら。地図で72番の行き先を見ると、動物園の近くを通っているらしい事を発見。今日は、動物園にしておけということか。

そのままのんびり30分以上バスに揺られて、動物園の近くで降りた。ラマ五世像や国会議事堂を見ながら、動物園へ。お昼ご飯に、ガイヤーンとカオミャオを買って入園する。30Bなり。(前は、20Bじゃなかったっけ?)ここは、制服を着ている学生だと5Bで入園で出来るせいか、やたらとデート中らしい学生が多い。グループ交際あり、熱烈カップルあり。ストレートあり、ゲイ(男女共に)あり。幼い子供連れの家族も結構、遊びに来ているが、とにかく学生で込み合っている感じだ。お昼の心配ご無用、食堂があったので米麺を食べる。買ってきたガイヤーンも。米麺は、20Bで値段も味も他と同じだ。食堂を出て動物のところ平行とすると、児童遊園があって、早速いおpさんは遊び始める。ちょっと遊具の多い公園といった感じで、幼児連れがたくさん遊びに来ている。バンコクには、児童公園のようなものがあまり無いので、こういう所が重宝されているのだろう。散々遊んだイオpさんに「もう行こうか」と何度も声をかけても全然、無視だったのに、こちらが諦めて待とうと思いすぐ側にあるスタンドで「何か飲物を買ってくるからね」と言うと「おぴーしゃんも、行く~」とついてきた。変なの。

お茶が(あの不味い)レモンティしかないというので、なぜかアイスココアを買ってしまう。当然、イオpさんにねだられて「しまった~」という感じ。仕方ないので少し飲ませると、神妙な顔をして「美味しい」と言っていた。ハイテンションになったら嫌だなあと思ったけれど、大丈夫だったみたいだ。

ココアを持って、動物を観に行く。最初は、トラ。いたくイオpさんのお気に召したようで、ずっと観ている。「とらさ~ん」と呼びかけて、側に来てもらおうとしている、イオpさん。トラもちゃんと答えて来てくれてよかった。次は、カバ。学生や子供がパンをあげている。こちらに向かって、すぐ側まで来て大きく口をあけるので、少し恐いくらいだ。でもイオpさんは、楽しいらしく「お口、あ~んってあけてるね。」「向こうに小さいカバさんも居るね。」と興奮気味に色々としゃべっている。おサルの類はあまり好きではなかったらしく、素通り。途中いろいろな動物を見て、象を探した。逆の方向に居たので、湖の周りを大きく回って、象のところまで行く。インド象が3頭居た。私は疲れてベンチで一休み。イオpさんは、象にへばりついて見ている。気が付いたら、もう4時前になっていて、そういえばイオpさんはお昼寝をしていない。動物園を出て、バスを待っている間に、おっぱいを飲みながら寝てしまった。「楽しかったね~」と言っていた。

バスを乗り換えて、シーロムまで1時間以上掛かって出かける。Holistic Health Centerと言うところへ行ってみようと思うのだ。そこは、自然食品のお店で、マッサージなどもやっているとDACOのタイマッサージ特集号に乗っていたので、興味がある。小さなお店で、感じは良い。食品類はあまり無くて、あとは化粧品など。タイ語がわからないので、乾物やハーブ類に興味があっても何に使うのか不明だ。とりあえずマッサージを頼む。2時間と言うと、子連れなのに?と言う感じで、少し驚かれた。イオpさんには、よくお願いして、奥のマッサージ室へ行くと、何人かフットやボディのマッサージを受けていた。若い男性にマッサージをしてもらう。その人によって、色々とやり方が違うので、とても参考になる。イオpさんは、その辺をうろついたりして遊んだり、おっぱいを飲みに来たり、行ったり来たりしながら過ごしてくれた。お姉さん達が、やっぱり遊んでくれて、米とココナツ粉のお菓子を買ってくれたり、いろいろと相手をしてくれた。イオpさんも機嫌良く相手をされていてくれる。あまりストレッチ技などなく(イオpさんがまとわりついていたので、出来なかったのかもしれない)ゆったりと2時間が過ぎた。最後に肩をぐりぐり揉まれて、凄く痛かった。コリを押し潰さんばかりの勢いで、思わす「痛たた~」と声が出た。痛いのは、嫌だ。やはりオステオパシーは、素晴らしいよな。5gの圧で体を緩めていくのだから。でも気持ちよいのは、痛くないタイマッサージだ。ワチャン先生の治療は、凄く強い力で押しているけれど、全然痛くない。

バスを乗り継いで、家に帰ると、二人ともすっかり疲れて、お風呂に入るとご飯も食べずに寝てしまった。ベッドの中で、「今日は、楽しかったね」と言うイオpさん。「何を見たっけ?」と聞くと「象、カバ、トラ、フラミンゴ、ダチョウ」など結構、動物を覚えている。「後、何を見たっけ?」と聞くと「え~っとお、鳩とカラス」だって。「そうだね。居たね。」「餌あげたかった~。」「そうか~、残念だったね。」「うん、残念だった。」2歳を過ぎてから、この「~したかったあ。」と言うのが結構、多い。時々、ご飯を食べた後で「ご飯食べたかったあ~。」とか言って、ボケ老人のようなことになるのだが、イオpさんが色々と考えているようで、興味深い。

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Posted by shoko at 2002年01月04日 22:22