平成11年11月11日生まれ(10歳になりました!)の我が娘を語る親ばかサイトです。

子育てを通して父と母が思ったことや学んだことなどをちょっとずつ紹介していきます。

2005年7月アーカイブ

2005年7月 2日(土)

浴衣とタクシー

午後から打ち合わせになったので、いおぴーをおばあちゃんのところに預ける。そのまま打ち合わせ先へ行く都合で今日は車でなく、電車とバスで。

打ち合わせを済ませ、7時ごろ迎えに行く。いおぴーはおばあちゃんに浴衣を買ってもらっていた。さっそく着て見せてくれたが、これが良く似合っていてすごく可愛い。今年の盆踊りが楽しみだね。

帰りはいつも寝る時間の8時をとうに過ぎていて、ねむねむのいおぴー。バスが待てず、「タクシーで行く」と言う。いおぴーが「タイではこうやってとめるんだよ」と手を前に伸ばしてみせ、自分でタクシーをとめた。ので、タクシーで帰った。

2005年7月 3日(日)

不二家と看病

shokoが勉強会に遅刻するというので車で送っていった。帰り道、いおぴーがお腹すいたとうるさいので、昼にはちょっと早いが、通りがかった不二家に寄る。いおぴーは入り口のショーウィンドウに並んだケーキやパフェなどを見て目を白黒させ、「えー、食べれないものばっかりじゃん。でもいお、不二家はじめてだけど多分だいすきだと思う」などと言っている。実は2歳のころ一度入ったことがあるけど、憶えてないだろうな。いおぴーはオムライス。とうちゃんはサンドウィッチとコーヒーを頼んだ。そして特別にデザートに白玉ぜんざい。かあちゃんには内緒。

午後は部屋の掃除と風呂の掃除などして過ごしていたが、とうちゃん風邪を引いたらしく、だんだん具合が悪くなってきた。くしゃみと鼻水が止まらず、頭痛がして、気持ちが悪い。横になっていると、いおぴーが心配して、洗面所で空きペットボトルに水を入れ、レスキューを入れて持ってきてくれた。だが、とうちゃんは水道の水はまずいから飲みたくないと言って飲まなかった。すると、いおぴーはくるりと背中を向け、じっと立っている。袖で目元をぬぐっているようだ。そしてこちらを向くと目を瞬かせながら、「お茶なら飲める?」と訊く。いおぴーのけなげな様子にとうちゃんは泣きそうになりながら「飲める」と答えるのが精一杯だった。お茶の入った2リットルのポットからペットボトルへこぼさずに移すのは至難の技なので、お風呂場へ持っていって作業するいおぴー。「はい、レスキューお茶」と言って持ってきてくれた。とうちゃん今度は素直に「ありがとう」と言って、いおぴーを引き寄せ、抱っこした。

とうちゃんに対して献身的に看病してくれるいおぴーは、さらに「おとうさん、ご飯作れないでしょ。でもイオ晩ご飯食べたいから、買い物行ってあげる」と言う。「ひとりで買い物行けるの?」と訊くと、「多分いけると思う」と答えるいおぴー。「お金はどうするの?」「イオお金あるからだいじょうぶ」貯金箱のお金のことだろう。「でも、怖い人がいおぴーのこと連れてっちゃったら困るから、ひとりで行ってほしくない」と言うと、さすがに不安になったようで「じゃあ、おとうさんいっしょに行ける?」と言うので、いっしょにスーパーまで買い物に行った。小雨が降っていた。

2005年7月 4日(月)

かくれんぼと電話

とうちゃん具合が良くならず、会社を休む。午後からshokoは勉強会に出かけた。本来ならいおぴーはどこかに預かってもらう予定だったのだが、とうちゃんが家にいるのを幸いと置いて行った。

とうちゃんは昨日のいおぴーにお詫びとお礼をこめて、今日はいおぴーのいうとおりつきあってあげることにした。いおぴーの希望は、かくれんぼ。夕方まで、家の中でずっとかくれんぼしていた。見つけることができずに降参したのが1回ずつで、引き分け。

かあちゃんは今日は早く帰るといったにもかかわらず、なかなか帰ってこないので、いおぴーは何度も携帯に電話をかけて「早く帰って。ビール飲んでくるんじゃないよ!」と留守電に入れていた。

2005年7月 6日(水)

ベッド

さていおぴーを寝かしつけようという時、「今日はイオ、ベッドでひとりで寝るからね」と言ういおぴー。ベッド?と訝るとうちゃんに「これがイオのベッドなの」と専用ベッドを披露。マッサージチェア(壊れてる)をリクライニングさせてその上に布団が敷いてある。

普段はとうちゃんとかあちゃんの周りをごろごろと転がりながら寝ているいおぴーに、こんな狭いところで寝ることができるのだろうかと甚だ疑問だが、まあ、肘掛が付いているから横から転げ落ちることはないだろうし、好きにするがいい。

朝、寝心地はどうだったと訊くと、いおぴーは「まあまあだけど、マッサージするところが頭にゴンゴンあたって痛かった」と(平静を装いつつ、でももう懲り懲りといった感じの)感想を述べた。どうやらこのベッドは一日限りになりそう。

2005年7月 7日(木)

ねがいごと

今日は七夕。はらっぱ園でいおぴーが短冊に書いた(書いてもらった)願い事は、「あかちゃんにきてほしい」「くもをたべたい」のふたつ。

それを聞いたとうちゃんが「くも?たべれば。ほら、天井にいるよ」と軽口をたたくと、「虫のクモじゃないの!」と怒るいおぴー。

その後、蜘蛛は虫か虫じゃないかで議論。

2005年7月 8日(金)

ロバ肉

朝、いおぴーの「Hちゃんのお弁当にロバ肉が入ってた!」という話題でひとしきり盛り上がる。

その後、北海道旅行の話になり、かあちゃんは北海道に行ったことがあるから、何が美味しかったか教えてもらおうということになった。かあちゃんが「炉端焼きが美味しかった」と答えると、とうちゃんといおぴーは顔を見合わせ、「ロバ!?

「やっぱりロバって食べれるんだよ」「ロバタヤキだからバターで焼くんじゃない?」「ブレーメンのロバかな?」「ちがうよ、ピノキオのロバだよ」などと、さらに盛り上がった。

実際のところ、ロバ肉ってどうなんだろうと調べてみたら、中国などでは普通に食べるらしい。知らなかった。北海道旅行が楽しみだ。

2005年7月 9日(土)

ああむじょう

もうすぐ車検ということで午前中、車検前点検をしてもらいに行ってきた。いおぴーは待っている間、テーブルに置かれた飴を食べたくてずーっとイジイジ言っていた。

午後、かあちゃんが出かけた後、さて我々も出かけようかと思った矢先に雨が降り出したのでお出かけは取りやめ。

前々からやろうと思っていてなかなか機会がなかったプロジェクターの分解掃除をすることにした。ほんとはいおぴーがいない時にやりたかったのだが、まあしかたがない。しきりに手伝いたがるので、ドライバー持って来いとか電気消してとかせいぜい便利に使う。そして、「近づくと電気でビリビリってなって死んじゃうよ!」と脅しておく。実際、慎重にやらないと取り返しの付かないことになるので、いおぴーにうろちょろされると落ち着いて作業できない。電源を入れたままスクリーンに埃の状態を映しながらの作業になるので、いおぴーはスクリーンを見て埃を確認する係。とうちゃんはエアダスターで液晶パネルについた埃を吹き飛ばす。「もうちょっと右!」とか「まだ取れない」などととうちゃんに指示を出すいおぴー。うまく埃を吹き飛ばして、「なくなった!」といおぴーが叫ぶと、思わずふたりで手を取り合って喜ぶ。

せっかく画面がきれいになったので何か観てみることにする。映画だと全部観たくなるので、途中で止めてもいいように「レ・ミゼラブル -1995年10周年記念コンサート-」を選んだ。レ・ミゼラブル -1995年10周年記念コンサート-これなら聴きたい曲だけ飛ばし観できる。というつもりだったのだが、いおぴーがとうちゃんにいちいち歌詞の説明を求めながら、思いのほか真剣に見入ってしまい、結局2時間半近く、最後まで観てしまった。

いおぴーなりに話の筋も理解したようで、はじめは「神父さんが銀の食器あげたって言っても、本当は盗んだんだから、ジャンバシャン(ジャン・バルジャンのこと)は悪い人だよ。警察の人(ジャベールのこと)は捕まえていいんだよ」とジャベールに肩入れしていたが、ジャン・バルジャンがいろんな人を助けていくのをみるうちに、「ジャンバシャンは神様に許してもらったんだよね」と言い、悩むジャベールをみて「ひとそれぞれだからねー。難しいね」と妙に的を射た感想を述べていた。

あとでshokoにその話をしたら、「いおぴーはいつも、まさにそのことで混乱している」と言われた。はらっぱ園がジャン・バルジャンで家庭がジャベールだと。なるほど、そうかもしれない。

2005年7月10日(日)

早朝散歩と遠乗り

朝早く目が覚めてしまったのでPCに向かっていたら、いおぴーも起きてきた。まだ5時過ぎだが、散歩に出かけることにした。三角公園までのんびり歩く。意外に散歩やジョギングしている人がいて、皆いおぴーに声をかけていく。この時間にこんな小さい子供がいるのは珍しいのだろう。いおぴーは猫やナメクジや団子虫や葉っぱに朝の挨拶をしながら歩く。気持ちのいい朝だ。

家に帰ると、出る前に仕込んでおいたパンを焼いて朝食。

今日も雨かと思っていたら予想に反してカンカン照りの猛暑となった。いおぴーがどこか行こうというので、とりあえず図書館へ。いおぴーが図書館のカードを失くしたというので再発行してもらい、本を借りて帰る。

昼食の後、いおぴーが交通公園へ行きたいと言い出した。しかも自分の自転車で行くという。交通公園までは片道4、5kmはあるし(後で調べたら4.6kmだった)、大きな道路を走るので、いおぴーにはまだ無理だろうと思ったが、どうしても行くというので、様子を見つつ行ける所まで行ってみることにした。時々振り返っていおぴーの様子を伺うと、「大丈夫だから後ろ見なくていいよー」と元気に答えるいおぴー。若干無理をしているようにも感じられるが、いおぴーなりに頑張っているのでそれを尊重し、「いおぴーはすごいねー」と褒めながら走る。

途中でへばることもなく、無事、交通公園に到着。様子を見ながらかなりゆっくり走り、危ないところは降りて歩いたので、だいたい50分ほどかかった。いおぴーは疲れた様子を見せることもなく、さっそくコースを走り始める。自分の自転車でここのコースを走るのは初めてなので、嬉しそうだ。とうちゃんはベンチで休みながら見守る。

閉園まで遊んで、帰る。帰りはさすがに疲れたようで、「休憩するところ、ある?」と訊いてきたりする。走るペース自体は往きよりも速く、途中コンビニで飲み物を買ったり児童遊園でちょっと休憩したが、それでも40分くらいで帰ってきた。5時を廻っているがまだ空は明るい。

あれだけ(正味2時間、距離にして10キロ以上)走ったら、さすがにくたびれたのだろう、いおぴー6時過ぎにはぐっすり眠ってしまった。ご飯も食べずに。とうちゃんも朝早く起きすぎたので眠い。shokoに電話して帰りに何か買ってきてくれるように頼み、寝た。

2005年7月14日(木)

shokoの誕生日

「早く帰れたら外で食事しませんか」とshokoからメール。来週いっぱい休みを取るのに早退なんてできるかと「帰れません」と返事をしたが、そういえば今日はshokoの誕生日だったと気づき、やっぱり早退して帰ることにした。

6時過ぎに家に着くと、shokoたちもちょうど帰ったところで、吉祥寺でそばを食べてきたという。でもいおぴーは「外へ食べにいく!」と強く主張するので、出かけることにした。昨年いおぴーの誕生日の時にも行ったエルトリートへ。

今日は特別だから2回ビール飲んでいい」といおぴー。どうやら、そばを食べたときにすでに飲んだようだ。

今日は特別ということで、デザートにマッドパイを注文。アイスやフルーツがたっぷり入った巨大な生クリームのパイをラム酒でフランベする。いおぴーは青く燃えるパイに目を丸くしていた。かなりアルコールがきつく、とうちゃんもいおぴーも酔っ払ったよ。

2005年7月16日(土)

大遅刻

朝からシュタイナー学園の学校説明会に出かける。いおぴーは近所のHちゃんの家で預かってもらう。

余裕を持って40分以上早めに出たのだが、3連休の初日のせいか中央道が異常に渋滞していて、府中まで進むだけで余裕分の40分を費やしてしまった。このペースだとどう考えても大遅刻間違いなしというか終わるまでに着くかも疑問なので、「行くのやめて引き返そうか」などと言いつつ、まあとりあえず終わる前に着くなら顔だけでも出そうと、ノロノロ進む車の中でリバータリアニズムの話などして意外に盛り上がったりしていたが、八王子を過ぎたあたりで少しは流れるようになり、結局40分ほどの遅刻で済んだ。終わる前に着けばいいやと思っていたので、半分以上話を聞けたから十分満足。

12時過ぎに説明会が終わり、shokoはホメオパシーの特別授業があるので急いで帰る。帰りは空いていて順調。

いおぴーを迎えに行くと、いおぴーは今日一日預けられているものと思っていたらしく、予想外に早いお迎えに喜びを隠せない。明日一緒にやると約束していた迷路と間違い探し作りを、「今日やろう!」とはりきっている。

とうちゃんは昔から迷路と間違い探しをつくるのが得意だったのだ。

2005年7月17日(日)

光化学スモッグ

非常に好い天気なので久しぶりに三角公園へ行った。木陰にシートを敷いて、いおぴーが木登りしている間、とうちゃんは寝そべって本を読んだり、ふたりでバドミントンやフリスビーで遊んだり。お昼はコンビニでおにぎりを買って食べた。

2時近くまで遊んでいたが、スピーカーから光化学スモッグ注意報のお知らせが流れてきたので、「帰るよ」といおぴーに声をかける。いおぴーが「何て言った?」と訊くので、「毒の雲が出てきたから、みんな家に入りましょうって言ってるんだよ」と説明。すると、普段は一筋縄では帰りたがらないいおぴーも大急ぎで帰り支度を始めた。いおぴーは「毒」が大嫌い。スピーカーでお知らせするくらいだから、よほど恐ろしい毒と思ったのだろう。

自転車で帰る途中も、「もうドクモ来た?」と何度もとうちゃんに訊く。部屋に着くとすぐに「ドクモが入ってこないように」と窓を全部閉めた。そして「ふー、間に合った」と手の甲で額を拭った。

実際のところ、光化学スモッグがどんなものなのか、とうちゃんもよくは知らない。

2005年7月18日(月)

旅支度

明日から北海道旅行なので、今日はその支度をして、早めに寝る予定。

いおぴーも自分の着る服を自分で用意しようとするが、「何日行くかもわからないから、何枚持っていけばいいかわからないよ」と言う。もっともなので、いおぴー用の旅の予定表を作り、大体の行動もわかるようにしてあげた。すると、一日毎に着る服とパンツと靴下までセットにして並べ始めた。船に乗る日はこれ、Aちゃんに会う日はこれ、海に行く日はこれ……というふうに。そして、どれを着ればいいかすぐわかるように予定表にその服を着ているいおぴーの絵を描いてあげた。

huku.png

これなら、朝、何を着るかでかあちゃんとケンカしなくて済むね。

午後は図書館に行ったのだが、昨日にも増して暑く、帽子を被らずに出かけたとうちゃんは、帰ったら頭痛でダウン。ちょうど光化学スモッグ注意報のお知らせが聞こえてきたので、「とうちゃんドクモにやられたかも」と冗談で言うと、いおぴーは真剣な顔で「ちがうよ、ドクモは今出たとこだから、図書館行ったときは出てなかった」と言いながら、レスキューを持ってきてくれた。そして「もしかしたら、いおもドクモ吸ったかもしれないから念のため」と自分もレスキューを飲んでいた。

とうちゃんはベラドンナを飲んだら治った。

2005年7月19日(火)

旅行一日目

3時半に起きて、出かける支度をする。shokoは夜中までメールを書いたり、ブログの更新をしたりでほとんど寝ていない様子。いおぴーは当然のことながら起きない。

そんなこんなで4時の予定が5時になったが、なんとか支度も整い出発することができた。いおぴーは寝たまま連れて行こうと思っていたが、すっかり目を覚ましてしまい、妙にはりきっている。

15分ほどで大泉ICに入る。以前は環八が混んでいて苦労したが、今の家からだと近くて楽だ。給油を忘れていたので、蓮田SAで給油。いおぴーがおなか空いたと騒ぐのでそばを食べる。

渋滞することもなく順調に走る。大谷PA、鏡石PAでトイレ休憩をとり、10時近くなったので国見SAでおやつ休憩。磯辺もちを食べる。今回泊めてもらうAちゃん家へのおみやげにくるみゆべしを買う。いおぴーはごねて白桃グミをゲット。

ここまで寝ないでがんばっていたいおぴーだが、おやつを食べたら目先の目的がなくなったせいか、いきなり寝た。仙台での行動をまったく決めてなかったので、shokoがガイドブックを見ながら検討。市内のめぼしい観光スポットは祝日の翌日ということで軒並み休みなので、松島まで足を延ばし、海で遊ぶことにした。

仙台を通り過ぎ、大和ICで降りて、12時過ぎに松島到着。いおぴーもちょうど目を覚ました。有料駐車場に車を留め、いおぴーはここで水着に着替えるが、shokoの提案で、海で遊ぶ前にまず嵯峨渓遊歩道を散歩することにした。なんでも景色が素晴らしいらしい。とうちゃんは空腹なので先に昼食にしたいところだったが、shokoが来る途中で見た「牡蠣食べ放題」の看板にこだわり、ここでは我慢。

唐船番所跡経由で乙女の浜へ。散歩というにはかなりハードなハイキングとなったが、いおぴーははらっぱ園で高尾山にも登っているだけあって、根をあげることもなく片道約2キロの山道を歩き通した。どちらかというと、とうちゃんの方がうんざりした。

乙女の浜でしばらく遊ぶ。両側を岩で囲まれ、誰もいない浜辺はプライベートビーチのようでなかなか居心地がいい。波と戯れたり、砂で遊んだり。いおぴーはここが気に入ったようでなかなか帰りたがらない。駐車場の近くの海岸でも遊ぶと約束してようやく帰路に。帰りは標識を見誤って道に迷い、往路の倍くらい歩く羽目になった。

時刻は14時半。朝からろくに食べていないので、ゆっくり食事をしたいところだが、いおぴーは海で遊ぶと言って聞かないので、レストハウスでカレーとフランクフルトをテイクアウトして砂浜で食べる。shokoはどうしても牡蠣が食べたいらしく、食べずに我慢している。

フェリーの時間をにらみつつ、そろそろ仙台港を目指して出発。道を間違えて、牡蠣食べ放題の店があった道を通ることができず、shokoがっかり。あきらめてコンビニでおにぎりなどを買う。しかし、今度は生ガキ無料試食の看板を発見。どうしても寄りたいというので、ちょっとコースを逸れて寄り道。

松木かき店。岩牡蠣を自分で殻を開けて試食。すごく美味い。いおぴーも自分で殻を開けて一個食べた。この店はレストランも併設されているので、ちょっと早いが食事していくことにした。とうちゃんはうにとまぐろ丼、shokoはシーフードパスタと、生牡蠣を一皿(3個)注文。いおぴーはパスタをかあちゃんと分けて食べた。牡蠣があまりにも安くて美味しいので、おみやげに一箱(15個入り)買った。会員登録もした。

18時過ぎに仙台港に到着。乗船手続きを済ませ、しばし手持ち無沙汰。

一足先に乗船したshokoといおぴーに30分ほど遅れて、とうちゃんも車で乗船。部屋へ行くといおぴーが鍵の開け方やらトイレのことやらいろいろ説明してくれた。そして船の中を探検。展望風呂にも入ったが、すでに暗くて外は見えなかった。

20時に出港し、しばらく窓から海を眺めたりしていたが、眠くなったので寝た。

夜中にバスルームからガリガリという音が聞こえてきて怖かったが、それはshokoが牡蠣の殻を開ける音だった。

2005年7月19日(火)

ほっかいどう日記

やまふね

2005年7月20日(水)

旅行二日目

昨日早く寝たので、朝4時に目が覚めてしまった。窓の外を見るとちょうど朝日が昇るところだった。海の上から日の出を拝むのは初めてだ。いおぴーも起きた。「きれーだねー

いおぴーが「探検に行こ」と言うが、さすがにまだ早すぎるので部屋の中で持参した折り紙で紙ヒコーキを作って遊ぶ。再び眠くなってきたのでとうちゃんはベッドに入って半分寝ながらいおぴーの相手。かあちゃんはまだグーグー寝ている。

5時半、いおぴーがお風呂に行こうというので、一緒に展望風呂に入る。脱衣所の体重計で体重を量ると、いおぴーは15キロ。いおぴーはその後、こっそり体重計の初期値をずらして、「20キロになった」とズルしていた。

7時半、かあちゃんを起こしてレストランへ朝食に。バイキング形式。とうちゃんはトースト、かあちゃんといおぴーは納豆ご飯。いおぴーはシリアルとヨーグルトもおかわり。窓から海が見える。「あっ、シャチ」とか「あっ、ダイバー」とか冗談を言い合う。

朝食のあとは、あらためて船の中を探検。デッキに出てみたが、空は曇っていて、風が強くて寒かった。シアタールームもあり、ちょっとのぞいてみたが、画質はうちのほうが良いな。苫小牧港到着までの時間をとうちゃんとかあちゃんは部屋で読書、いおぴーはキッズルームで遊んだり、ラウンジでのピアノ演奏を聴いたりしてすごす。

部屋の窓から海を眺めていたら、何か動くものが点々と見える。よく見るとイルカの群れのようだ(多分)。すごく得した気分になった。

初めての船の旅は、とてもゆったり過ごすことができ、フェリーにして良かったと思った。特にこの船(太平洋フェリー「きそ」)に乗りたくてわざわざ仙台まで車で移動した甲斐はあった。施設も充実しているし、部屋もきれい。へたなホテルに一泊するよりずっと快適だ。難を言えば喫煙スペースが部屋の近くだったため、出入りするたびに煙を吸う羽目になったことくらい。いおぴーも一時は「あらしがこわいからふねにのりたくない」と言っていたのだが、乗ってみれば大満足で終始ご機嫌だった。

10時45分到着。下船でちょっとした災難、(というか自業自得なんだけど)とうちゃん乗船の際に駐車した階を憶えておくのを忘れて、1階から3階まで荷物を抱えて階段を上ったり下りたり。散々探すが見つからず、あせる。結局ここだけはあり得ないと思った4階にあった。よほど乗船時に舞い上がっていたのだろうか。

苫小牧から伊達まで車で約1時間。いおぴーは車に乗ったとたん、靴を脱ぐ間もなく寝た。4時起きでは無理もない。

つづく


2005年7月20日(水)

ほっかいどう日記2

ふねひので

2005年7月21日(木)

ほっかいどう日記3

すいかわりと?

2005年7月22日(金)

ほっかいどう日記4

あまから

2005年7月23日(土)

ほっかいどう日記5

あいすうまのり

2005年7月24日(日)

ほっかいどう日記6

ふねでかいる?

2005年7月27日(水)

台風一過

日記をぼちぼち更新中。

今日は暑かった。台風は東にそれたが、もし船で帰ってくるのが今日だったら大変だった。

2005年7月28日(木)

重いよ

暑い。寝ていると、どこからともなくいおぴーが転がってきて、とうちゃんの足に手や足を乗っける。つい思い切り蹴っ飛ばしそうになる。

2005年7月29日(金)

いそがしい

なんかだんだん厭な感じに仕事が忙しくなってきた。帰りは連日11時過ぎ。要ボトルモード。

明日は早々といおぴーと交通公園に行く約束をしてしまっているが、休日出勤するかな。それともやっぱりいおぴーと遊ぼうかな。迷う。

2005年7月30日(土)

焼肉うまかった

結局仕事は休んだのだが、別件で用事ができたのでそっちへ行くことになった。shokoといおぴーも一緒に。

いおぴーははじめはお絵描きなどしていたものの、しまいにはおにごっこを始め、事務所中駆け回っていた。事務所の人にはいおぴーの相手をさせてしまって申し訳なかった。

帰りの車中でいおぴーは眠ってしまい、とうちゃんは腹をすかせて夕食どうしようかと言ったらshokoが「焼肉」というので、ちょうど通り沿いにあった「神山亭」というチェーン店らしき焼肉店に入った。

とうちゃん初めに珍しさで和牛にぎりを頼んだらさすがに乗ってるのが肉だけあって2カンでわりと腹が満ちてしまった。shokoが注文した中落ちカルビと黒豚のナントヤラがすごく美味しかった。いおぴーはおもちゃ付につられてお子様ラーメンを注文したが、「まずい」と言ってほとんど食べず、食べるものが無いと言って不機嫌。野菜焼きをちょっと食べただけ。shokoは最後にユッケジャンクッパを頼んだが、辛すぎて完食できず。この店けっこう気に入った。

2005年7月31日(日)

ごっこあそび

shokoがホメオパシーの勉強会なので、とうちゃんは休日出勤をあきらめ、いおぴーと過ごす。

いおぴーの今日の予定は、図書館に行った後、お弁当を持って三角公園へ行くだったが、その前にSちゃんのおかあさんから電話があり、Sちゃんがいおぴーと遊びたいと言っているというので、三角へ行くのを取りやめにして、うちでSちゃんと遊ぶことにした。

急いで図書館から帰って、お弁当として持っていく予定だった粽を食べながらSちゃんを待つが、待ちきれないいおぴーは何度も「電話してみて」とうるさい。

1時半ごろSちゃんが来て、ふたりで遊び始める。とうちゃんは隣の部屋で様子を伺いながら仕事。

しばらくうちにあるおもちゃのチェックをしていたようだが、自然にごっこ遊びになる。いつも二人ともお母さんになったりとか、それはそれで面白いのだが、今日のはちょっと一味違う。今日は両親のいない姉妹という設定らしい。俄然興味をそそられ、とうちゃん聞き耳を立てる。

ふたりで赤ちゃんを育てながら学校にも通っているらしい。「わたしシューレの10年生。いおちゃんは?」「9年生。いっこ下ってことで

学校帰りに携帯電話で連絡を取り合っている。「今日の夕ご飯どうする?」「お母さんが死ぬ前に残してくれたピザ屋の券があるから、ピザにしよう」「わかった。じゃあバスが来たから切るね」「バスのカード持ってるけど貸そうか?」「お金あるから大丈夫」「じゃあお店で待ってるから」

面白くて仕事が手につかない。



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