2003年10月アーカイブ

マテリアメディカの見方

各レメディの説明は、上段がネガティブな要素下段がポジティブな要素となっています。

上段のメッセージを自分のネガティブな感情と照らし合わせて、適合するレメディを選んでください。
下段はフラワーレメディから得られる効果となります。

INDEX

不安と恐れ
内心の不確かさ
他人を気にしすぎる
寂しさ
人や周囲に敏感
失意と絶望
現実への無関心

不安と恐れ

ロックローズ
強い恐怖感やパニック状態。突然の緊急事態。死に対する恐れ。
どんな危機に直面しても冷静さを保ち、大いなる勇気をもって自己の限界を超えた能力を発揮できる。
ミムラス
日常生活の中で感じる原因がはっきりしている様々な不安や恐れ。臆病さと小心さ。
恐れを乗り越え、人生の現実に対処する勇気が湧いてくる。
チェリープラム
理性を失い、自己をコントロールできなくなる恐れ。自他に対する破壊衝動に駆られる。
過度な緊張状態にあっても、心の調和とバランスを保つことができる。
アスペン
曖昧で説明することのできない漠然とした不安。不吉な予感におののく。
人生に対する信頼と自信が得られる。
レッドチェスナット
自分以外(特に親しい人や家族など)の安否を過度に心配したり、恐れたりする。
冷静な気遣いと安心感を人に与える。

内心の不確かさ

セラトー
自分の判断に自身が持てず、絶えず人の助言に頼る。
自らの直感を信頼できるようになる。
スクレランサス
優柔不断で決断に迷う。両極端な二つの選択肢を行ったり来たりする。気が変わりやすい。
バランスの取れた決断力と内的確信にもとづくゆるぎなさ。
ゲンチアナ
ちょっとしたことですぐ気落ちしたり、がっかりしてしまう。悲観的。
不屈の信念と前向きな心。
ゴース
絶望感や諦めの中にいて、何をやっても無駄に思える。
人生に対する希望をもち、楽観的になる。
ホーンビーム
日々の仕事に圧倒され、重荷に感じている。心身の活力が弱く、やる気が起きない。月曜病。
仕事や課題を達成する情熱とエネルギーを回復する。
ワイルドオート
野心は強いが、人生の目的や自分の使命が見つけられず、不満を感じる。
自分の本当の願いや人生上の目的がはっきりする。

他人を気にしすぎる

チコリー
特定の人への過度の所有欲と干渉。条件付きの愛。周囲の関心を引こうと、否定的行動をとる。
他者への無条件の愛。
バーベイン
自らの正義と理想を他者に押し付け、説得しようとがんばり過ぎる。頑固で狂信的。
他者の意思を尊重する。バランスのとれた理想主義。
バイン
支配的な暴君。権力や権威を欲し、攻撃的で押しが強い。他者を服従させようとする。
奉仕的なリーダーシップ。
ビーチ
他者へ完全性を要求し、欠点を見つけては批判する。狭い了見で物事を頭ごなしに決め付ける。
一人一人の違いを理解し、寛大で情け深くなる。
ロックウォーター
高い理想を達成するために、自分に厳しいルールを課す。完全主義的な禁欲主義者。

寂しさ

ウォーターバイオレット
物静かでプライドが高く、孤独を好む。よそよそしく近寄りがたい印象を他人に与える。
控えめな優しさ。他者との関わりに価値を見出す。
インパチェンス
短気で即断即決、思考も行動も早い。自分のペースを乱されるとイライラする。他人を急がせる。
忍耐強く寛容になる。他人のペースに合わせることができるようになる。
ヘザー
相手の事など一切構わず、自分のことばかり何時までも長々と話す。
人の話を聞けるようになる。相手の気持ちを考えることが出来るようになる。

人や周囲に敏感

アグリモニー
陽気なユーモアと笑顔の裏に悩み事を隠す。アルコールなどの力を借りて試練に耐えようとする。
自分の本当の感情と向き合い真の安らぎを得る。
セントーリー
お人好しで他者に利用されやすい。人に尽くす気持ちが強いが、意志が弱く下僕となってしまう。
自分を見失わずに奉仕や献身を行うことが出来る。必要なときには「ノー」と言える。
ウォルナット
常識や過去のしがらみ、他者の影響を受け、決断の実行や新しい環境や状況への適応が難しい。
過去や他者の影響から自由になり、人生の新しい段階に円滑にシフトする。
ホリー
嫉妬や羨望、復讐心、怒り、憎しみ、猜疑心、いまいましさ。
他者への無条件の愛と信頼。

失意と絶望

ラーチ
強い劣等感と自信の無さ。やる前から自分の失敗を予測する。何かにトライすることを避ける。
自信とチャレンジ精神。
パイン
強い自責の念と罪悪感。自虐的な自己批判。極端な自己過小評価。
自分を許し、受け入れることが出来る。
エルム
自分に課せられた責任の重さに圧倒され、一時的に自信を失っている。
本来の能力と自信を取り戻し、責任を全うする。
スイートチェスナット
忍耐の極限に達した深い絶望感と苦悩。失意のどん底。
自己回復と人生の変容。自我の脱皮。
スターオブベツレヘム
心身のトラウマやショック、及びその後遺症が残っている。
ショックからの回復。トラウマの解放。
ウィロー
強い被害者意識と自己憐憫。心の中に渦巻く恨みと憤り。
自分の運命を受け入れ、許すことが出来る。
オーク
限界が来ていても、徹底的に困難に立ち向かう。強すぎる義務感と忍耐力。
自己の限界を知った上での、バランスの取れた粘り強さ。
クラブアップル
細部への強いこだわり。心身が汚れてしまった感じ。自己の不完全さや不純さにこだわる。
心身を清め、浄化する。

現実への無関心

クレマチス
夢見がちで現実世界にあまり興味や関心が持てない。想像力豊かで、未来への空想の 中に生きている。
豊かなイマジネーションを現在置かれている状況の中に表現出来るようになる。
ハニーサックル
過去への懐かしさや後悔に強く執着する。
過去の経験から学びを得て過去を手放し、素晴らしい思い出と共に現在を生きることが出来る。
ワイルドローズ
現実に対する諦めと無関心。無気力で意欲が無い。
人生に対する興味や活力を回復する。
オリーブ
心身における極度の疲労と消耗。苦闘の後の虚脱状態。
バイタリティーを回復し、内的活力が湧出する。
ホワイトチェスナット
心配事や不快な考えが頭の中で何度も強迫的に繰り返される。心のおしゃべりが止まらない。
心が鎮静し、集中力を取り戻す。
マスタード
突然、理由もなく襲ってくる深い憂鬱感や絶望感。
心が安定し、喜びを感じられるようになる。
チェスナットバッド
経験から学べない為、同じ間違いを何度も繰り返す。
観察力や洞察力が高まり、経験から多くを学ぶようになる。

2002年11月17日、信濃町の千日谷会堂にてひもろぎ庵の下山田吉成氏を講師にお迎えし、「バッチフラワー入門セミナー」(uen主催)を開催しました。

下山田氏の許可を得、セミナーの内容を公開します。

(2003年10月29日追記)下山田氏にチェックしていただき、1年前と考え方が変わったところや、より適切な言い回しなど、若干修正を加えました。

バッチフラワーレメディ

バッチフラワーレメディ、これは今から約70年前、イギリスでエドワード・バッチ博士と言うイギリス人の医師が始めた、花の癒しの力を応用した治療法です。

一般的にはフラワーエッセンスと言う言葉が使われていますけれども、通常、バッチ博士が作ったエッセンスはバッチフラワーレメディ、その他のエッセンスをフラワーエッセンスと呼んで一応区別はしてるのですが、まあ全部を総称してフラワーエッセンスと言っても決して間違いではありません。

バッチ博士

バッチ博士はもともと、細菌学を専門にされていた細菌学者であり、細菌学を応用して大腸菌から経口ワクチンを作った方です。人間が何かしら慢性的な病気に侵されているときというのは、何かしらの悪玉菌が大腸の中で優勢になっているわけです。そこでその人に特有の悪玉菌を検便によって検出して、それからワクチンを作ってその人に飲ませると、腸内に蔓延っている悪玉菌が、ゼロにはなりませんが、腸内の細菌バランスが正常に回復されるので、そうすることによってさまざまな慢性病が治ったのです。そのことで非常に世界的に有名になりまして、若くして細菌学の分野で功を成しました。

そしてその後バッチ博士はホメオパシーと出会い、王室が経営しているホメオパシーの病院で研究者および臨床家として数年間働いて、その時に大腸菌から作ったワクチンをホメオパシー的なレメディとして改良したわけですね。そのレメディがそれまでの経口ワクチンよりも非常に高い効果をもたらすことが分かって、当時非常に高い評判を呼んだ治療法となりました。それは7種類の大腸菌から作ったレメディ、ノソードと言いますが、バッチの7大ノソードとして今でもホメオパシーの世界では使われております。 それは、今からお話しするフラワーエッセンスの、人間の持つ大きな意味で7つの精神的傾向に対応するレメディとなったわけなんですが。

ホメオパシーのレメディの数というのは今日に至っては4000種類とも5000種類とも言われているんですが、そのとてつもない量の勉強のために費やされる労力というのは大変なものでして、私もホメオパシーを本格的に勉強して3年4年くらいになりますが、一般の人がセルフケアのために学べるような治療法では、ないとは言い切れませんが、とても難しい治療法だと感じています。家庭用のキットのレベルであれば、ある程度勉強された方がご自分や家族の緊急時もしくは救急時の問題に対してセルフケアのために用いることは可能だと思いますが、それ以上のことになるとかなり難しいと思います。

バッチ博士もホメオパシーに対して非常に素晴らしいという畏敬の念を持っていたんですけれども、彼が目指していた医療は、自分自身が自分自身を癒すということだったんです。ですから自分の健康回復を誰か第三者の手に委ねるというのではなくて、自分自身が自分自身をよく見つめて自分自身の病の原因を探り当て、そしてそれを治して行くというのが一番すばらしい医療であると、そういう風に考えていたので、ある時点でホメオパシーをやめて、フラワーエッセンスを作る研究を始めたわけなんです。

まず大腸菌というのは彼にとって好ましくない題材であったということ、悪い菌を使って作ったレメディで人が癒されていくというのは、彼にとって好い感じがしなかったということがありました。彼は自然が大好きだったので、野山に咲いている花の中に神様によって私たちに与えられた癒しのレメディがあるに違いないと、根拠はないんですけれども最初から直感的に確信を持っていたようです。

そして高い地位と高収入を得ていた立場を全部捨てまして、彼が40歳のとき、放浪の旅に出たんですね。そして、約8年か9年かけて38種類のレメディを作り、50歳のときに亡くなられています。

ホメオパシーとの違い

ホメオパシーとフラワーレメディの違いというのは、ホメオパシーというのはご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、「似たものが似たものを癒す」という原理によって成り立っておりまして、例えば夜コーヒーを飲むと眠れなくなる。ところが、夜興奮して眠れない人にコーヒーを薄めたものを飲ませると眠れるようになる。つまり、健康的な人にある症状を起こしうる物質を薄めて投与することによってその症状を癒すことができる、そういう治療法なんですね。現物質をそのまま投与し続けると効果だけでなく副作用が現われてきます(例;コーヒーを飲みすぎると眠れなくなる)。原物質を希釈したホメオパシーのレメディも必要以上に摂り続けると、現物質を健常者に起こしうる症状が現れてきます。これをプルーヴィングといいます。

それに対して、フラワーレメディというのはそういうものではありません。例えば、不安によく効くエッセンスがあります。不安によく効くエッセンスを飲み続けると、不安になるかというと、そういうことはありません。フラワーレメディーというものは、ホメオパシーとは違う原理によって作られているということです。

そのレメディの効果というのは、バッチ博士の心と体の状態を通して発見されているというのも大きな特徴です。ホメオパシーというのはたくさんの人のプルーヴィングという実験を経て、レメディの効力が証明されているわけなんですけれども、フラワーレメディはバッチ博士ひとりの心の状態の変化を通して発見されています。

例えば、バッチ博士は元々、非常にテンポの速い、頭の回転と行動の速い人だったんですね。ですから状態の悪いときは、非常に短気になってイライラする人でした。彼が一番最初に発見したレメディは、インパチェンスというレメディだったんですけれども、それはイライラが治るレメディなんです。インパチェンスというのは鳳仙花なんですが、彼が鳳仙花の花に近づいたときに、彼の焦燥感が癒されるのを感じたわけです。それによって、この花が短気とかイライラとか焦りとかといった感情を癒すものであるということが解った。

そういったことが38回繰り返されて、38種類のフラワーレメディができました。ということは、つまり38回必ずそのレメディが必要なマイナスの状態になったわけですね。ですからとても苦しい思いをして、その時花に出会って癒されることによって、その花がその状態を癒すのだということが解った。この繰り返しだったという風にいわれています。

特徴

成分を含まない

フラワーエッセンスと他の植物療法との違いということを申し上げておきますが、まず一番大きな特徴は物質的な成分が入っていないということです。

例えばハーブ療法やアロマテラピーは植物のある種の成分を使っているわけです。ハーブはお茶にしたり、お酒に浸けたりしてその薬効成分を取り出して利用します。アロマテラピーは植物の中に含まれているある種の揮発性の油の成分を抽出して、香りとして鼻粘膜から吸収したり、肌に塗って皮膚から吸収したりします。いずれにしてもそれらは物質的成分があるものなんです。

フラワーレメディには物質的成分はほとんど含まれていません。ですからそういう意味においても、フラワーレメディは薬ではありません。薬というのは薬効成分があるわけです。フラワーレメディというのは物質的成分ではなくて、いわゆるエネルギー、あるいは波動、あるいは気といったレベルの存在です。薬効成分を含まないという点において、他の薬と併用しても副作用という問題がないので安心して使うことができます。また、どんな治療と組み合わせることもできます。

感情の在り方を癒す

もうひとつの特徴的なことは、その人の感情の状態、感情の在り方というのがフラワーエッセンスによって癒されるレベルなんです。その人がどんな肉体的症状を持っていたとしても、その人の心の状態を基準にエッセンスを選ぶことでその人の問題を改善することができます。何か伝染的な病気が蔓延したとします。例えばそれがインフルエンザだとします。たくさんの人がインフルエンザに罹ります。そういう場合、西洋医学だとある特定のワクチンだとか特効薬を使って何とかします。同じ薬を全ての人に使いますね。フラワーレメディの場合は一人一人の心の状態に注目して、その一人一人の心の状態に応じたエッセンスを投与するわけです。同じインフルエンザに罹っていても、ある人はすごく恐怖に慄いているかもしれないし、ある人はとても憂鬱な気分に沈んでいるかもしれません。ある人はすごく諦めた気分になっているかもしれない。皆さんそれぞれ心の状態は違うわけなので、肉体の状態についている病名が同じでも、実際にその人に取り付いている病気の原因というのは心の状態によって違ってくることもあるわけです。

なぜ心の状態に対してエッセンスを投与するのかといいますと、それが肉体の病気であろうと、最初の原因が起きるのは心のレベルからだということに気づいたからなんです。バッチ博士が最後にたどり着いた境涯というのは、人間の存在の中心というのはあくまでも精神的なもの、彼は魂と言っていますが、人間存在のあるいは全ての生き物の存在の一番根源的なものは魂である。そして魂は自我につながっている。魂の乗り物としての自我、そして自我の乗り物としての肉体があると考えます。バッチ博士の言葉を借りて言うと、神とつながっているのは魂である、そして魂から私たちの意識にエネルギーが流れてくる。そして一人一人この世に生まれてきた使命とかテーマに応じた人生を歩んでいくわけなんですけども、私たちが自己中心的になって魂とのつながりが失われたときに病気になるのだ、というのがバッチ博士の考え方です。このように申し上げると非常に観念的に聞こえるかもしれませんが、バッチ博士はそういう風に考えていました。

詳しいことは、バッチ博士が書き残した2冊の著作があって、日本では「バッチ博士の遺産」という本にまとめられているんですが、もしそういった根本的なレベルで興味がある方はその中の「汝自らを癒せ」という本を是非読まれてみるといいと思います。深く人間という存在について洞察しておられます。人によっては、何か宗教っぽいと感じるかも知れません。彼はある意味で宗教的でもあったのですが、歴としたお医者さんでした。そこまでのことを理解あるいは受け入れることができなくても、信じて使っても信じずに使ってもフラワーエッセンスは効きますので、是非使ってください。大事なのは思想ではなくて使うことなので、これは彼の願いでもあるのですが、是非多くの人に日常レベルで使ってほしいと思います。

作り方

作り方には二種類あります。太陽法煮沸法です。

太陽法というのは花が満開に咲いている季節の晴れた日の午前中にその花が咲いている場所に出かけていきまして、ガラスのボウルに水を張ってその場で花を摘んで水に浮かべます。そして太陽の光に4~5時間当てるんですね。そうすることによって花の持っている癒しの力が水に転写されるというふうに考えてください。それが一般的な作り方で太陽法といわれます。

これはレメディの一覧表を見ていただくと想像がつくと思うんですけれども、太陽法で作られている花っていうのは、だいたい草花ですね。木とか灌木とかの花は煮沸法で作ってます。

太陽法で作られるようになった大きな理由というのは、元々のフラワーエッセンスの最初のものというのは花についた朝露だったんですね。朝露をワイングラスに集めて、それを患者さんに投与していた。そこにはまず水があるわけですね。そしてその水が朝陽に照らし出された時に花のエネルギーが水に移るわけですね、太陽の力を借りて。ただし、朝露は当然量が限られていて、それに対して患者さんは山ほどいましたので、それでは賄いきれなくって、もっと大量に作る方法はないかと考えて太陽法が考案されました。

煮沸法、これは簡単ですね。漢方薬を煎じるような形で花を切り取って、それをお鍋の水に浮かべてそこで煮出すわけですね。30分くらい煮出して、そして漉してお水をレメディにします。

フラワーエッセンスを飲まれた方はご存知だと思うんですけども、ブランデーの味がすると思います。あるいは会社によってはお酢の味がしたりするかもしれませんが、それらは保存料なんです。つまり、フラワーエッセンスは元々お水なので、ほっておくと最終的には腐敗してしまうんですね。ですから、それを腐敗させないで長期間保存するためにバッチ博士はいろんな方法を考えたわけです。で、お酒を使うことを思い立ったんですが、実験した結果、バッチ博士は良いブランデーが手に入ったので、彼はナポレオンというブランデーを保存料に使っていました。現代ではですね、私は調合のときにブランデーだけではなくウォッカも使っています。元々のファーマシーは多分とても良いブランデーを使っていると思うんですけれども、実際に処方するときの調合においては、市販の(安い)ブランデーを使うぐらいだったらば、ウォッカの方が不純物が少ない、純粋なアルコールであるとそういう観点から、私はウォッカも使っています。保存料としては不純物の少ない、狭雑物のないアルコールであることが大事だと思いますね。

具体的にいえば、ガラスのボールに浮かべた花を4時間ほど太陽の光に当てると、ちょうど4時間たった頃にお水にいっぱい小さな泡が出てくるらしいです。それがひとつの出来上がりのサインであると言われています。そうしたらば、その花を取り除いて、お水を持って帰るわけです。この水が、マザー・ティンクチャーといわれます。母液です。そのままでは腐敗してしまうので、水と同じ分量のブランデーを加えて、これをマザー・ティンクチャーとします。今でもバッチ博士が作ったマザー・ティンクチャーが現存しているらしいんですけれども、効力は変わらないそうです。ですから、フラワーレメディは保存の状態さえしっかりしていれば基本的には半永久的に効力を失わないといえます。ただ、調合してしまったものに関しては、だいたい1ヶ月から5週間くらいの効力だと考えてください。

ボトルの種類

ストックボトル

これがバッチフラワーのセットです。2つの箱に20本ずつボトルが入っています。38種類のレメディと、後で説明するレスキューレメディ、救急用ですね、これが2本入っています。この状態のものがストックボトルです。私たちが手に入れることができるのはこれです。この状態であれば、開封したとしても何年でも効果は変わりませんので安心して使えます。さっきお話したマザー・ティンクチャーというのは私たちが手に入れることはできません。それは製造元にしかありません。

そして、この中から自分に合ったレメディを選んで飲むわけですけれども、中にスポイトが入っています。これを口の中に直接垂らすか、飲み物に混ぜて飲むわけですね。

ドースボトル(調合ボトル)

あるいは、空のボトルに3分の1から4分の1くらいお酒を保存料として入れます。お子さんに飲ませる場合やお酒がダメな方の場合は植物性のグリセリンもしくはアップルビネガーとかワインビネガーを保存料として入れます。ここに使われているアルコールの濃度っていうのは非常に薄いものなんですね。ですから赤ちゃんに飲ませても大丈夫なくらい薄いんですけども、気になる場合はそういったアルコール以外の保存料を使います。そして、保存料を入れたボトルに、ストックボトルから1種類につき2~3滴垂らします。1回に調合できる最大のレメディの種類というのは、バッチセンターでは7種類といわれていますが、私は5,6種類までがいいと思います。つまりその時の心の状態に合わせて自分に合ったものを複数選ぶわけですね。もちろん1種類でもかまわないです。しかし、だいたいの場合、一人の人の中に複数の感情が重なって混ざっていますので、5種類とか6種類になってしまうことは珍しくありません。気をつけなければいけないのは、種類が多くなればなるほど、その効き方が、良く言えばマイルド、悪く言えば焦点がぼやけてくるんです。種類が少ないほど焦点がはっきりします。もちろん一番いいのは1種類だけということです。

もし自分にとって必要のないものだったら何も起きません。この療法は家庭で行われるセルフケアですので、1種類で勝負するというようなプロとは違いますので、少なくとも自分に必要なものの的を外さないようにすることが重要だと思います。ですから、私は5種類か6種類くらい以内で自分に必要なものを選ばれて調合ボトルを作られるのがいいと思います。そうすれば、その中に必ず自分に必要なものが1つは入っているはずですので、的は外さないで済みます。

何種類かエッセンスを入れましたら、ここにミネラル・ウォーターを入れます。ボトルの残りをミネラル・ウォーターで満たします。これで出来上がりです。そして、蓋を閉めたら掌の上で軽くトントントンと10回から20回くらい叩いてください。エネルギーを全体になじませるためです。これが出来上がった調合ボトル、英語で言いますとドースボトルと言います。

この調合ボトルはさっきも言いましたように、効力は5週間前後ですので、そのぐらいの期間で飲みきってしまうことが大切です。10ミリリットルのボトルで約2週間、20ミリリットルで約4週間の量です。

調合ボトルを1本飲みきったときに、ボトルが空になります。そしてまた新しいボトルを調合する場合、できれば新品のボトルを使ってください。使い回ししない方がいいです。一般的には煮沸すれば大丈夫と言われますけれども、私の経験上、煮沸しても完全には取れないで、影響が残ってしまうということがあるように思います。全く同じ内容で調合する場合は、同じものでもいいです。煮沸消毒してから使ってください。

使用法

飲み方

飲む時には、ここから直接口の中に4滴垂らします。できたらば、舌下に30秒くらい含んでから飲み下すというのがベストの飲み方だと思います。飲み物に混ぜても構いません。お茶だとか、まあ人によっては味噌汁に入れて飲んでる人もいるんですけども、食べ物に混ぜても効果はあるようです。一般的にはドリンクに混ぜることが多いです。ただし調合したものは直接口中に垂らすのが最も良いということを忘れないでください。

作った調合ボトルは、基本的には一日4回、1回に4滴ずつというのが標準です。4回というのは特に時間とか状況は規定されていません。病院の薬のように食前とか食後とか、食事から何分以上あけてといった規定は特にないです。食間というのが一般的ですが、あとは朝起きた時と夜寝る前、これはなるべく固定してください。この2回が効果のある飲み方なんですね。ちょうど意識が、目覚めた状態から睡眠に入る、あるいは睡眠状態から覚醒するその境が、非常に効果があると言われています。それ以外の2回というのは適宜な時間、まあ午前中1回午後1回、どんな時でも構いません。それで4回なんですけども、調子の悪いとき、ストレス状態のときなどには、何回増やしても構いません。飲みすぎたために副作用が起きるという事はありません。回数を増やすほど、効果は強くなります。ただし、1回4滴以上は何滴飲んでも効果は変わりません。

保管

これは、先ほど申し上げたようにエネルギー的なものですので、電磁波に弱いです。ですから電気製品のそばには置かないでください。例えばテレビの上に置くとかね。保存のために冷蔵庫に入れるという話もあるんですが、常温で十分保存できますので、冷蔵庫に入れなくて結構です。厳密に言うと冷蔵庫にも電磁波の問題はありますので、保存料を入れた場合には冷蔵庫に入れなくても大丈夫です。それから直射日光とか、それから強い匂い、ペンキとか香水とか強い匂いの場所にも置かない方がいいです。エネルギーを損なう可能性があります。

セルフヘルプ

心の状態によってエッセンスを選ぶ。ただし、フラワーエッセンスというのは、精神安定剤のようなものではありません。あるいは抗鬱剤や睡眠薬のようなものとも違います。それはまず、成分がないということです。これが大きな違いです。もうひとつは、例えば眠れない人がいたとして、睡眠薬を飲めば強制的に眠らせることができます。ところが、フラワーエッセンスは何か私たちに強制するわけではないんです。その人の中にある治癒力ですとか、その人の中にある生きる力を引き出してくれるスイッチ、呼び水といった存在なんです。これを飲んでその人が違う性格に変わってしまうとか、無理やりある状態にしてしまうとか、そういったものではありませんので、そのあたりはお間違えのないようにお使いください。ここは大切なところです。もちろん、ある種の心の都合が悪い状態があって、それを改善するために飲むんですから、それはそれでおかしいことはないんですけれども、何か自分が違う人間になりたいとか、あるいは自分の親しい人が、すごく悪い性格だからその人をこういう風に変えたいとか、レメディをそういうふうに使いたいとおっしゃる方が時々いらっしゃるんですが、フラワーレメディはそういうものではないということですね。

バッチフラワーレメディは基本的に自分のために処方して自分のために飲むものです。誰かに選んであげるということはあり得ますけれども、本人の承諾とか、そうしてほしいという意思があった場合に限ります。その人が知らないようにこっそり飲ませたりすることは、しないでください。というのは、フラワーエッセンスの目的というのは自分を助ける、自助努力を促進するということなんですね。例えばアル中の旦那さんを何とか治したいから、こっそりお酒に混ぜるエッセンスはないかという相談を受けたこともあるんですけれども、基本的にはその方が自分で判断できる意識がある限りは、承諾無しに飲ませたりすることはしない方がいいと思います。これが言葉の解らない赤ちゃんとか、判断能力のない子供、あとは痴呆の老人の方とか植物人間のようになってしまった人とかの場合は例外だと思います。これらの人たちは承諾することができませんから、善意を持って処方してあげることは許容範囲だと思います。

肉体への作用

エッセンスを飲むことによって、心の状態が本来その人のあるべき姿に戻ってきたとき、精神ストレスが原因で起きていたいろいろな自律神経の問題とか肉体的疾患とかにも、癒しの効果は現われます。心から体の方に治っていくと考えてください。そういう意味において、精神的な問題だけではなくて、現実に癌の病棟で使ってる病院もあります。例えば、告知を受けた人たちは死の恐怖を持っているわけですね。死の恐怖に対するエッセンスを飲むことによって心が安らかな状態になる。それによって自己治癒力が呼び覚まされて、医師が考えているよりずっと長く生きたりとか、あるいは場合によっては治ってしまう人もいますし、末期がんの大きな苦痛がかなり軽減されるといった症例報告も少なからずあります。人間というのは、実は心によってかなりいろんなことを体に起こしているんです。良いことも悪いことも起こします。

イギリスでは、このバッチフラワーレメディが、全てではないんですけれども、救急車に搭載されています。後で説明しますが、レスキューレメディというのがあります。38種類の中から特定の5種類を組み合わせて作った救急用のレメディなんです。これは、怪我をした時とかショックを受けた時のような、問題が急に起きた時に飲みます。緊張とか、恐怖、ショック、もちろん怪我とか急に病気が起きたとか、そういう時に使うと良いわけなんです。救急車にはそういう人たちが乗せられてきますから、これを飲ませるとどういうことが起きるかというと、焦りとか恐怖とか緊張が緩和されることによって、実際に起きている痛みとか出血がかなり軽減されるんです。ということは、実際は私たちのそういう不安とか恐怖が、病気や怪我の症状をさらに悪化させているということがあるわけです。

テレビで見たことがあるかもしれないですけれども、催眠をかけた人に布団針か何かをブスッと刺しても、痛くもなんともないということが実際にあるんです。あるいは裸足で火の上を歩いても平気だとか、そういうことができるんですけれども、ということは、何かに対する不安とか恐怖から開放されていると、実際には痛いはずなのに痛くなかったりということもあり得るはずなんです。ですから心の状態というのは非常に肉体に大きな影響を及ぼしていて、フラワーエッセンスを使うと、そのことを非常に興味深く経験することができると思います。

レスキューレメディ

レスキューレメディの話をしましょう。さっき途中まで話しましたけれども、救急用です。38種類の中から5種類を組み合わせています。

  • ロックローズ・・・恐怖とかパニックに対するレメディです。
  • クレマチス・・・失神や、ぼーっとした状態に効きます。
  • インパチェンス・・・焦燥感。焦りに対するレメディです。
  • チェリープラム・・・一種のパニックともいえますが、自制心を振り切って自分が何かとんでもないことをしてしまうような状態に対するレメディです。
  • スターオブベツレヘム・・・トラウマとかショックに対するレメディです。

以上5種類なんですけれども、これが組み合わさってレスキューレメディといいます。エインズワース社から出ているものはリカバリーレメディという名前になっています。

これはもちろん直接口に入れて飲むこともできます。あるいは、怪我をした時には、怪我をした場所に振りかけてください。そういった使い方もできます。飲むのとつけるのと両方するといいです。

それから飲めない場合は、塗るという方法もあります。それは、エネルギーを吸収しやすい場所、手首とか耳たぶの後ろとか唇の周りとかに塗ります。

問題の大きさによっては、頻繁に何回も飲むことが必要です。そういった場合にはお茶などの飲み物に5,6滴垂らしておいて、短い間隔でちびちび飲みます。

緊急時以外にも、いろいろな使い方があります。例えばプレゼンテーションの前に緊張しないように飲むとか、歯の治療や外科手術の前や後に飲むことによって、緊張やショックを和らげることができます。私自身の経験では、子供が顔にお茶をこぼして火傷した時に、火脹れになってしまったんですね。レスキューを水に薄めて塗ったり、あとは頻繁に飲ませましたが、非常にきれいにすっかり治りました。火傷や打撲のような外傷にも非常によく効きますので、怪我をしやすい小さい子供さんがいる家庭には1本あるといいと思います。

それから外傷や皮膚の問題にはレスキューのクリームも非常に効果がありますので、併せて用いると良いと思います。クリームにはクラブアップルというレメディが加えられていて、それは皮膚の問題に非常に効果のあるレメディです。肩こりや打撲のときに塗っても良い効果が得られます。クリームの基剤に自分に合ったエッセンスを混ぜ込んで、自分オリジナルのクリームとして使っても良いと思います。

さまざまな利用法

入浴剤

それから入浴剤として用いることも可能です。もちろん自分自身のその時の心の状態、あるいは自分の性格のパターンにあったレメディを、お風呂に15滴から20滴ぐらい垂らして入ります。そうすることによってその人の心の状態に応じた効果を期待できるんですけれども、一般的に入浴剤として使う場合は、その日一日の疲れを癒すという意味で、オリーブを使います。これは肉体のエネルギーの消耗に対するレメディで、非常に疲れが取れるんですね。それから、現代人は非常に神経を消耗するような生活をしていますので、ホーンビームを入れるといいです。あと、もちろん皮膚疾患の問題があればクラブアップルですね。これも入浴剤としてよく使われます。それから、普段にも増して何か特別な疲れるようなことやショックなことがあった場合には、スターオブベツレヘムというレメディを使います。もちろん、レスキューレメディも入浴剤として、とても良いです。

産湯

お風呂と似たような状況で、赤ちゃんが生まれた時に産湯というものがあります。赤ちゃんを洗う産湯にもレメディを入れます。私の子供が生まれたときには、スターオブベツレヘム、それからウォルナットというレメディを入れました。出産というのはとても大変で、苦しい思いをして産道を通ってきますから、それがある種のショックであることは間違いありません。胎内にいたものがまったく新しい未知の世界に出てくるので、それは大きなショックです。そのショックを和らげるのがスターオブベツレヘムです。それからウォルナットというのは新しい環境に適応するための、適応を助けるレメディです。今言った二つはよく産湯に入れます。もちろんレスキューでも構いません。

それから、皆さんにはあまり関係がないかもしれませんが、産湯とはまったく逆に、人が亡くなったときに死に水を取りますよね。この場合も産湯の時とまったく同じ、ウォルナットとスターオブベツレヘムを入れます。死ぬというのは生まれてくるというのと本質的には全く意味は同じなんですね。

日用

スプレーという使い方があります。いちばん一般的なのは、皆さんが使う部屋にクラブアップルというレメディをスプレーします。あるいは加湿器の水にクラブアップルを入れる。クラブアップルは気とかエネルギーのレベルで浄化をしてくれます。ですからその場の雰囲気をクレンジングしてくれるという効果があります。人によっては、霊的に苦しんでいる人にもクラブアップルを使うことがあります。その場を霊的にも浄化します。その場に染み付いている人間の想念とかそういったものも浄化します。

クラブアップルは他にもいろんな使い方ができまして、洗濯する時にすすぎの水に入れると気のレベルで浄化ができます。

自分自身に合ったエッセンスを、自分が使うシャンプーとか化粧水に混ぜておくというのも一つの使い方です。

身に着ける

それから、レスキューや調合ボトルに紐をつけて、首から胸の辺りへ提げておくというという方法もあります。ボトル自体からエッセンスのエネルギーが出ていますので、それを身に着けておくということによって、特にチャクラとか正中線の場所に当てておく事で飲むのとはまた違った意味の効果が期待できます。同じような意味で、寝るときに枕の下に入れておくという方法もあります。

ペット・園芸

ペットに使う、あるいは園芸に使うというのも非常にお勧めできる方法です。ペットの場合は赤ちゃんの延長と考えていいです。言葉も通じないですし、様子を見ていろいろ想像してレメディを選んでいきます。赤ちゃんの場合もそうなんですけども、とにかく判らない場合はレスキューを使ってください。たいてい何かしら変化がおきます。バッチ博士は動物に使った時に、例えば猫や犬でもよくよく観察するとやはり一匹一匹パーソナリティがあるので、その性格に合わせたレメディを選ぶのがいいと言っていますが、ただし、もし判らない時にはほとんどレスキューで大丈夫だと言っています。 それから植物ですね、植え替えたりとか、剪定したりとか何かしらダメージがあるような時に、霧吹きで吹きかけたり、根にお水としてエッセンスをあげると、非常に根付きがよかったりとか、すぐに元気になります。もし園芸が好きな人がいたら、レスキューだけでいいですので是非試してみてください。

基本的には、飲むことが中心なんですけれども、それ以外にもこういった使い方もあるということを覚えておいてください。

効果の現われ方

エッセンスを飲むと、なにかしら変化が現われてくるんですけれども、その現れ方は人それぞれなんですね。飲んだ瞬間にパーっと気持ちが変化するのがわかる人もいますし、1ヶ月くらい飲んで、ああ、そういえば、という感じの人もいます。人それぞれなので、それは飲んでみないと分かりません。ただ1ヶ月くらい飲めば何かしら反応が出ます。もちろん処方したレメディが正しいという前提ですけれども。

子供とか赤ちゃんとかは反応が早いです。年齢が低いほど即効性があります。それから、男女でいうと、女性の方が効きます。要するに、いろんな知識とか理屈で考えるようになってくると効きにくくなるということです。直感とか感性に素直に生きている人ほど効き易い。赤ちゃんとか子供は知識が少ないですし、理屈でものを考えてませんよね。また、女性のほうが男性よりも、感性とか直感に素直ですから効き易いということです。これは、効かない人がいるということではなく、効き易い人と効き難い人、変化が早く現われる人とゆっくり現われる人がいるという話です。全く効かない人というのはいません。全く効かない場合がもしあるとすれば、いくつか考えられるんですけれども、いちばん大きな理由というのは、その人がその状態から何らかの利益を得ている、これを専門的には「疾病利得」といいます。病気の人がその状態から意識的もしくは無意識的に利益を得ていて、本人はその病気が治ると困るわけです。そういう人に飲ませてもエッセンスは効きません。つまり病院の薬と違うところは強制的には何もしないわけです。その人が本当に変化するべき準備が整った時に、初めてそのレメディが効果をあらわすことになります。

フラワーエッセンスは、もちろん人間を解放してくれますけれども、いちばん大きな癒しというのは、さまざまなレベルで心に気づきをもたらしてくれることなんです。なぜ自分は苦しい思いをしているのかという原因が自分自身で解ってくる。ですから非常に気づきを促してくれるということが言えます。何度も繰り返してしまう自分の悪いパターンにはっと気がついたりします。

抱えている問題が例えば昨日起きた問題であれば、短期間で解決することが予想されます。しかし、悩みが十年二十年昔から続いているものであれば、まあ十年二十年はかかりませんけれども、解決するのに時間がかかるかもしれません。肉体の病気もそうですが、長い期間患っている病気が、そうパッと治るということはそうそう無いわけです。急に起きたぎっくり腰は一発鍼を打ったら治ったりすることもありますが、それは急性の症状だからです。慢性的な症状はそれ相応の時間がかかるということはバッチレメディにおいても同じです。

ホメオパシーなどの効果に比べると、効果の現われ方は一般的には緩やかです。そしてホメオパシーのような好転反応はありません。皆無ではないですけれども、ほとんどないと考えていいです。私はホメオパシーとフラワーエッセンスを組み合わせて使っているんですけれども、ホメオパシーっていうのは割と変化がパーンと激しく出るんですね。それによって、好転反応とはいえ一時的に患者さんが苦しい状態に陥る場合があるんです。フラワーエッセンスはそれを非常に和らげてくれます。抑えるんじゃなくて、和らげてくれるんですね。一緒に使うことでそういう強い好転反応を緩和することができるっていうことと、あとは、ホメオパシーとフラワーエッセンスの相乗効果を期待できます。バッチ博士は元々ホメオパシーをしていた人なので、バッチフラワーとホメオパシーは非常に相性がいいです。他のフラワーエッセンスは分かりませんが、少なくともバッチとホメオパシーは相性がいいです。例えて言うと、ホメオパシーというのは非常に厳しいお父さんで、フラワーエッセンスというのは優しいお母さんです。だからこの二つが合わさった時に、非常に良いことが起きると私は思っています。

レメディの選択と処方

レメディを選ぶ場合、基本的にはマテリアメディカのネガティブの部分を読んで、自分に当てはまるものを探してください。もちろんどれを読んでも、自分に当てはまるような気がしてくる、すごくたくさんの種類が自分に関係あるように感じられることは決して珍しくありません。一人の人の中にこの38種類の感情は極端に言えば全部持っているので、多かれ少なかれこの38パターンを経験することは誰にもあるんですが、その中で、今の自分に最も関係が深いと思われるものを、上位5,6種類選んでください。

選ぶときには二つの柱があります。ひとつは元々自分の性格、生まれ持った性格のパターンに合ったレメディ、これはタイプレメディといいますが、三つ子の魂百までという死ぬまで変わらない根本的性格に対するレメディをまず選びます。もちろん1種類とは限りません。場合によっては2,3種類あります。それと、一時的な感情、何か起きたことによって一時的に湧き上がってきたその時だけの感情があります。例えば、受験に失敗して落ち込んでいるという感情は、受験に失敗したから起きた感情であって一生続くわけではありません。これに対するレメディをムードレメディという言い方をします。タイプレメディとムードレメディを両方選び出して、5,6種類以内で調合します。できれば種類数は少なければ少ないほどいい、しかし的が外れては効かないということですね。

いちばん最初に作るときには、できたら10mlぐらい、つまり2週間分ぐらいで作った方がいいと思います。なぜかというと、飲み始めたことによって、その人の心の状態は変わりますから、2週間くらいたつと必要なものが変わってくる可能性が高いです。特に飲み始めた最初のうちは。タイプレメディというのは根本的に変わりませんけど、ムードレメディはどんどん変わっていく可能性が高いので、最初のうちはたくさんの量を作らないで、10日とか2週間くらいで内容を再吟味して、またその時の状態にあったものを作り直すという方法がいいと思います。ある程度の期間レメディの服用を続けていくと、だいたい自分に必要なものが固まってくるので、そうするとそう簡単には極端に内容は変わりませんから、1か月分とか作ってもいいわけです。そうして、自分の長期的なテーマに取り組んでいくわけです。

ケアする側として、たとえば家族にレメディを用いたりする場合ですけれども、私の経験でもそうでしたが、たとえば子供が怪我をしたり火傷をしたり発作を起こしたりっていう時がありますよね。そういう時はまず、ケアする側がレスキューを飲んでください。でないと、自分の気の動転というのが間違った判断に結びつきます。また自分自身の心の不安定さがケアする対象に必ず悪い影響を与えています。ですから、ケアされる側だけでなく、ケアする側もレメディを服用して自分の状態を管理しておくことが非常に重要なわけです。

レッドチェスナットというレメディがあります。これは比較的女性に多く見られる状態ですが、自分の親しい人や家族の身の上に何か好くないことが起きるんじゃないかという過剰な心配を癒してくれるレメディなんですけれども、このレッドチェスナットが発見された経緯というのが大変興味深いんです。バッチ博士が薪割りをしていたんです。その時に斧で自分の腕を切りつけてしまって大怪我をしたんですね。そしてその時にお弟子さんたちが周りにいたらしいんですけれども、非常に心配してバッチ博士に大丈夫ですかと集まってきたんですね。バッチ博士は非常に敏感な人で、気とかエネルギーとか人の感情とかを非常に感じやすい人だったんです。その時に、周りの人が心配すればするほど自分の傷が痛むということに気がついたんですね。つまり過剰な心配というのは心配されている人に対して実は悪い影響を与えているのだということがわかったのです。心配することが必ずしも相手の為にならないことが多いということです。それがきっかけでレッドチェスナットが見つかったわけです。

何か問題が、ある人間関係の中で起きてくるときに、親子とか夫婦とかの強い関係性の中で起きる時に、もしできるならば、たとえば病気を起こしたのが片方だけだったとしても、関係を持つ両方の人がレメディを飲むことで非常に問題が解決しやすくなります。特に問題が大きければ大きいほど、個人の治療だけではすまない場合、たとえば一人の治療のために家族全員がフラワーレメディを飲む必要がある場合があるわけです。また、その方が早く良くなるわけです。

自分自身の性格に合ったものを選ぶということは、多少訓練が必要かもしれません。なぜかというと、自分自身のことは自分自身がいちばん解り難い、解っていないという事も言えることなんですね。私も最初にバッチレメディを勉強し始めたときに、他人に処方する前に、半年間くらい自分で自分のレメディを選んで飲んでたんですね。いっぺんにいろんなものを飲んじゃうと何が効いたか分からないので、1種類ずつ1週間とか10日と決めて、飲んでたんです。自分にぴったり合いそうなものから飲んでいったんですけれども、結局38種類全部は飲んでないですけど、25,6種類飲みました。けれども、最初の頃はぜんぜん効かなかったんですね。つまり自分に一番合ってるだろうと思ったもの上位7,8種類はほとんど効かなかったんです。それでけっこう愕然としたんですけど、中盤以降になって、まさかこれはと思うものが逆に自分の心を大いに変化させたのに気がついて驚いたりとか、そういうこともありました。ですから、意外と自分で自分は解らないものなんだということ、ただそういうことを続けていくと、だんだん自分自身が見えてくる。そういう意味で自分で自分のレメディを選ぶということは、自己認識を深めるために非常に良いと思ってます。

バッチレメディについてお話ししてきたわけですけども、理解していただきたいことでいちばん中心的なことは、病気を治すのではなくて、その人自身の心のあり方を癒すことによって問題を解決していくんだという、そういう治療法であるということです。

バッチフラワーはどこでどのように作られ、売られているのか。また、製造元によるエッセンスの違いはあるのか。など、初めて使う人にはわかり難い、商品としてのバッチフラワーについてまとめてみました。

ネルソンバッチ

バッチフラワーはもともとバッチ博士が独りの力で作り出したものです。しかし、多くの人を癒すために世の中に普及させるのは独りの力では不可能なので、バッチ博士はホメオパシー・ファーマシーであったネルソンズ社に協力を仰ぎ、自らが作り上げたマザー・ティンクチャーを無償で提供し(バッチ博士は生涯フラワーレメディによる治療でお金を稼ごうとしませんでした)、ボトル詰めと、でき得る限り低価格での販売をネルソンズ社に委託しました。ネルソンズ社はバッチ博士の意思を理解し、快く引き受けました。バッチ博士の死後、彼の意思とバッチフラワーレメディの製造法はバッチセンターバッチセンター画像(撮影:imasa)に引き継がれ、現在もバッチセンターでマザー・ティンクチャーを製造し、ネルソンズ社がボトリングと販売を担当するという形をとっています。

しかし、実際には現在のバッチセンターはネルソンズ社の資本下におかれています(おそらくバッチ博士とネルソンズの美談を損ねたくないとの理由から、長らくその事実は伏せられていました)。ネルソンズ社は経営陣が変わり、経営方針の企業体質化とともに社名もずばりネルソンバッチに変更しました。ネルソンズは元々ホメオパシーのファーマシーだったわけですが、新しい経営者がまず行ったことは、非科学的という理由で社内のホメオパスを一斉に解雇したということです。ネルソンバッチ社はバッチフラワーレメディとバッチ博士の理念をどのように理解して製造販売を行っているのでしょうか。単に、ホメオパシーのレメディよりも大量にさばける商品と考えているようにしか思えず、疑問を抱かずにいられません。

また、ネルソンバッチは、イギリスにおいて、「バッチフラワーレメディ」の名称を独占すべく商標化を図りましたが、イギリスではバッチフラワーレメディはすでに一般に浸透しており、独占されるべきではないと判断され、退けられました(「レスキューレメディ」は商標化に成功しました)。

ほかにも、最近ではボトルの基本サイズを大きくし、1本あたりの単価を上げただとか、(消費者にとって)あまりいい話は聞きません。

プルナマインターナショナル

日本ではネルソンバッチの輸入総代理店であるプルナマインターナショナルが、「バッチフラワーレメディは登録商標なので許可なく使用しないように」「バッチ博士のサイン入りロゴ以外はにせもの」と喧伝しているようですが、いかがなものでしょう。一見バッチフラワーの正統性を訴えているようですが、イギリスでの成り行き(裁判で独占が認められなかったこと)を知ると、品の無い商売本位主義に感じられます。いずれにしても独占という行為はバッチ博士の理念とはちょっと違うのではと感じざるを得ません。ちなみに、私が調べた限りでは日本でも「バッチ」および「バッチ博士の署名入りロゴ」はたしかに商標登録されていましたが、「バッチフラワーレメディ」は登録されていませんでした(調べ方が悪いのでしょうか)。プルナマのサイトにも商標番号等は公開されていません。

日本向けの製品は保存料にワインビネガーを使用しています。ブランデーを使ったものはたとえバッチ博士のサイン入り(ネルソンズのもの)でも、正規代理店を通していないので不正品扱いということのようです。

閲覧者の便を考えて、プルナマインターナショナルにリンクを張りたいところなのですが、

リンクをお断りする例

バッチ博士のサインが無い、純正品でないバッチフラワーレメディを、店頭またはホームページ上で、紹介、販売されている方。

保存液がブランデーのバッチフラワーレメディを、店頭またはホームページ上で、紹介、販売されている方。

(プルナマインターナショナル「リンクに関するご注意」より引用)

に、ばっちり当てはまるため、リンクを控えたいと思います。URLだけ示します。→http://www.purnama-intl.co.jp/

閑話休題

なにやらネルソンバッチおよびプルナマに対するネガティブキャンペーンのようになってしまいましたが、個人サイトですから多少、心情的になるのは多めに見ていただきたいと思います。事実関係は大雑把ではありますが、悪意はないですし、嘘も書いてないつもりです。

ヒーリングハーブス

ヒーリングハーブス社は、バッチセンターの研究員ニッキー・マーリー女史から指導を受けたジュリアン・バーナード氏が設立した会社です。

バーナード氏はバッチセンターとネルソンズ社に対して、「バッチ博士の理念を放棄し、企業に製造権利を売り渡し、商売のために大量生産している」と批判しており、自らバッチ博士の理念に基づいた作り方でレメディを作り、販売することにしました。もっともこれはヒーリングハーブス側の言い分であり、ネルソンズ側はバーナード氏はバッチ博士の正統な製造法を継承しておらず、勝手にバッチフラワーの名を使って似て非なるものを作り、商売を始めたと言っています(裁判ではネルソンズが負けてバッチフラワーの名称はどこの会社でも使えるようになりました)。バーナード氏がバッチセンターでの派閥争いに敗れてセンターを出たような話も聞きますが、どこから出た話か不明で真偽のほどは定かではありません。それからこれは日本の話ですが、あるサイトの記述(ネルソンバッチの国際教育プログラムの講義について)によれば、講師が国際教育プログラムのレベル1の講義の中でヒーリングハーブスの悪口を言っていたそうです。ことほど左様に両者の対立はよほど根が深いと思われます。

どちらの言い分が正しいかのは判りませんが、バッチ博士の願いは、より多くの人が安価で入手でき、皆が癒されることにあったはずですから、そのレメディが安くてよく効けばそれで良いのではないかと思います。そして、それは実際に使った人が判断するしかないでしょう。

ヒーリングハーブスのレメディは、日本では前述の登録商標の関係か、「バッチ博士のフラワーエッセンス」という名称で販売されています。レスキューレメディはヒーリングハーブスでは「ファイブフラワーレメディ」という名称になってますが、内容は同じです。

ヒーリングハーブスのエッセンスを扱っているショップは多いですが、ここではshokoのお友だちのMAMIさんのところを紹介しておきます。

日本向けの製品は酒税法の規制の関係で保存料は加塩ブランデー(ブランデーに塩を加えることによって酒類ではない扱いとする)となっています。

まったくの余談ですが、以前ヒーリングハーブス社から個人輸入した際、ヒーリングハーブス社からウィルスメールが送られてきて、添付ファイルを開いてしまい(だって明細書か何かと思うじゃないですか)、うちのPCがウィルスに感染してしまいました。ヒーリングハーブスは大丈夫だったでしょうか。ウィルスには気をつけましょう。

エインズワース

エインズワース社は英国王室御用達のホメオパシー・ファーマシーです。エインズワース社主であるトニー・ピンカス氏もバッチ博士の理念から遠ざかる(と思われる)ネルソンズのやり方に疑問を感じ、ヒーリングハーブスのジュリアン・バーナード氏との友好関係から製造法を伝授され、独自にバッチ博士の理念に基づくバッチフラワーレメディの製造・販売を行っています。

レスキューレメディはエインズワースでは商標の関係上「リカバリーレメディ」という名称になってます。内容はネルソンバッチのレスキューレメディと同じです。

入手するには個人輸入するしかありませんが、エインズワースのサイトで購入する以外に、日本から買うことができる(日本の銀行か郵便局へ振込み)日本語のサイトを発見したので紹介します。

非常に手ごろな価格で、送料も従量制なので少量の買い物でも気軽に買うことができます。

エインズワース社としては現在のところ日本での販売予定はありません。販売するためには保存料を変更しなくてはなりませんが、そうしてまで売るつもりは無いようです。

その他

前述3社が我が家で使用したことのあるレメディですが、それ以外にもバッチ博士のフラワーレメディを作っているところはいくつもあります。その中からいくつか簡単に紹介します。

ケラーズフラワーレメディズ

フランス、アルプスの自然の中でバッチ博士の方法に忠実に従い作られているレメディです。

生活の木で購入できます。現在は扱っていないようです。

クリスタルハーブス

イギリスの会社。ヒーラーの手により、バッチ以外にも様々なエッセンスがつくられています。

FES

米国のエッセンスメーカー。バッチフラワーレメディはヒーリングハーブ社からマザー・ティンクチャーを提供され、ボトリング・販売のみ行っています。

 

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